妖怪人間ベム

ドラマ放送時、一緒に見ていた娘たちが映画も見たいというので一緒に見に行ってきました。客層は我が家と同じく小学生の女の子連れが多かったかなあ。もちろんそうじゃないお客さんもいたけど、最大派閥は小学生女子連れファミリー。
内容としては冬休みのファミリー向け映画として手堅くまとまっていたと思います。ベム達のあり方は連ドラ時と変わりはないんだけど、やっぱり切ないです。でもその切なさがあるからこそ彼らは美しい。そう感じました。人間が持ってる純粋な気持ちを濃縮したのがベム達です。私たちが失ってしまったものを彼らは持って生きている。それが美しさを感じさせるのだと思います。そこらへんがベムがファンタジーとして機能してるとこだなあと思うのです。ただ単に妖怪人間出すだけじゃファンタジーとは言い切れないしね。
連ドラ時にくらべると、夏目さんとベムの関係がより少女マンガチックになったように感じます。少年マンガの「努力・友情・勝利」的なのとは違った関係。マッチョじゃないんですよね。そういうのが面白いなあって思います。
以下ベムとは関係のない話。
ファミリー映画だから、冬休みだから仕方がないんだけどエンドロール途中で席立つ人が多くてちょっとげんなり。だってエンドロール最後まで見てる人のが少ないくらいなんだもの。まあそりゃ子どもはエンドロールなんて見ても面白くはないよね。だから席立って出てくのはわかる。だーけーど―エンドロール終わるまでが映画なんだよ。映画の余韻に浸りたいの。まあ仕方がないんですけどね。一応私は娘たちには「映画はエンドロール終わるまでが映画なんだよ」っていうふうに言ってるけど、響いてるかどうかはちょっとわかんないし。