- 作者: 藤原智美
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2003/06/01
- メディア: 単行本
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地域コミュニティ的なものの崩壊についても同様です。みなが顔見知りでお互いによく知ってる関係が実はそこまで心地よいものではないと思う人の数が無視できないくらいになったから、地域コミュニティが機能しなくなってきたんだと思うんです。その背景を無視して「ムカシハヨカッター」を連呼してもしょうがないと思うもの。もう一度そこに戻りたいのならば、なぜを無視してはいけない。
うなづくとこもあったんだけど、なんとなーくもやもやする部分がどうにも気になった本です。家族とは衣食住を共にする仲間です。でも、それらが外に流れていってしまいつつあるのも事実。でも、色々なものを切り離していったとしても家族という形態が完璧になくなってしまうわけではありません。そうなった時、家族というものの根本が現れると思うんです。家族の機能で外注できるものもあれば、そうではないものもある。その残ったものこそが家族なんだと思うんです。