失恋ショコラティエ

このドラマ見てると結婚っていったい何なのかなあとか思ってしまいます。基本この物語ではソウタを通して見たサエコを描いています。でもそれは現実のサエコとは少しずれがあります。妄想の中のサエコが全てじゃない。それ故にサエコが何故結婚したのかがいまいち見えてこないんですよね。もちろんそれはわざと見せてないんだろうし本筋からは離れてしまうので省略された事柄の一つなのはわかっています。だけどなーなんだかなーって思っちゃう。少ない情報から見てとれるのはこの夫婦はお互いにとってメリットがあったから結婚したのかなあっていうことぐらいですかねえ。夫にとってはサエコという美しい人形は持っておきたいアイテムの一つ。サエコにとっては生活を保障してくれて尚且つ自分を大事にしてくれそうな人だったからなのかなあと思います。そう、彼女にとっては自分を大事にしてくれることはすごく大切なことなのでしょうね。大切にしてくれる=ちやほやしてくれるという図式が大事。だからこそ、ソウタにちょっかいをかけるのかなって思うから。意識にのぼっているのかはわからないけれど、ちやほやされて気持ちよく過ごしたいという気持ちは常に持ってそうに見えるんだよなあ。
しかし、夫はサエコをちやほやはしない。手に入れた人形をかわいがることを彼はしない。そういう2人の意識のずれって埋まるどころかますます広がっていくような気がします。結婚生活を維持するのは損得勘定だけじゃないからね。お互い傷が深くならないうちに話し合いの機会をちゃんと持って別々の道をいくのが得策でしょうねえ。
こんな感じでここ2週ほどはあまりつっこんだ描写のないサエコ夫婦が気になってたまりません。こっちをメインに据えるのは月9のやり方じゃないのは百も承知だけど私が何かと妄想を書きたてられるのは断然こっちなのです。年とったなあと思いつつもそういえば私若い頃から月9の想定視聴者像から離れてた人だったわと思いだしたりも。うん、ぶれてないな、私。