花子とアン

始まって早2週間。今のところ様子見かなーというところです。悪くはないと思うけど取り立ててここが好きと思うところも多くはなく、キャストが入れ替わった次週以降どう動いていくのかを見ていきたいなーという感じです。妹役に黒木華ちゃん、幼なじみに窪田くん投入と聞いてはここで視聴をやめるわけにはいかないもの。ここはやっぱり楽しみだなって思う。
この2週間で気になったのは父の偏愛です。持つ者と持たざる者の間には深くて大きな川が流れてて決して飛び越えることはできない、そういう気持ちになってしまいました。持つ者というのははな、持たざる者というのは他の兄妹達です。父はあの時代の人にしては先進的な考えを持った人です。教育の大切さを知り、子供に教育を受けさせるべきだと言います。ただし、その愛情が注がれるのははなだけ。他の子供たちに対する父の様子はあまり描写がないので今一わからないところもあるけれど、少なくとも長男吉太郎の事を大切にしている様子はありません。吉太郎がはなのかわりに奉公に行くことになり米が手に入った時は病気のはなの事だけしか頭になく奉公については「ほうか」の一言のみ。はな以外の子供たちが学校へ行っている様子がないにもかかわらず*1、父が気にする様子は一切なし。ああ、これではグレル子が出てもおかしくないなあって思ってしまいます。特に吉太郎が心配でたまらない。あの時代、長男が今よりもっと大切にされていたのにあの扱いでは辛かろうになあ。ここらへんの光と影をどう描いていくのかが今後の気になるところです。子供時代は時間の都合上、兄妹間格差について突っ込んで描写をしなかったと思うのですがそのままほったらかしにするとは思わないし。

*1:はなから届いたはがきを朝市が代読し返事を代筆している。学校へ行って読み書きを習っていれば読めたはず。