つむじダブル

つむじダブル

つむじダブル

2人の作家さんによる共作という珍しいスタイルの本。主人公は2人いて兄パートを小路さん、妹パートを宮下さんが書いています。2人の作家さんの共作ということで読みながら違和感出ないかなと思っていたものの、そういう事はありませんでした。2つの小説を同時進行で読んでいるのではなく、ちゃんと1つの小説としてまとまっていました。こういう企画物ってあんまりないけど面白い試みですよね。1つのテーマで競作することはあっても2人で1つの小説を書くのなんてそうはないもの。
全体としてはサラサラっと読みやすいヤングアダルトの本に仕上がっていました。ちょっとほろ苦いなっていうところもあるけれど、そういうのこみでヤングアダルトかなって思うし。