あすなろ三三七拍子

とんびを見たとき、あー私重松清ってちょっと苦手だなあと感じたのですが今回もそう感じてしまいました。何が悪いっていうよりも、好みの問題ですね。この物語を面白く感じる人がいるのはわかるんだけど、自分のストライクゾーンからはちょっと離れるかなーって感じ。
基本的には巻き込まれ型主人公は嫌いじゃないです。それによってお話が転がっていくのは面白いし。ただ今回の場合、崖っぷちサラリーマンぎばちゃんが社長命令で応援団長に任命、しかも長ランを常に着用しろのくだりはちょっと引いてしまいました。社長命令を無視できるほどリーマンは強くないよなあというリーマンの哀愁というより、社長公私混同でしっちゃかめっちゃかだなっていうほうのが気になっちゃって。あとはなーゴーリキーさん所属のフェミニズム研究会だか何だかの扱いが今後どうなるのかがちょっと不安。ううーん。
そんな中、金髪で大学生役を演じてた風間くんが光っていました。すごいなー風間くん、ちゃんと大学生に見えてたもん。三十路なのにね。なんだろ、風間くんって妖精さんなのかな。時空だとか色んなものを歪ませちゃってるのかな。すごいなー。