おやじの背中

正和様と松さんの2人の演技の安定っぷりに落ち着いて視聴することができました。2人とも役をしっかりかみ砕いて自分色にしてたから安心感がありました。
しかし見ていくうちに頭の中に?が出てきてなんかこの2人の関係おかしくないかと思ったら、ファザコン通り越して近親相姦的でちょっと気持ち悪いなあって思っちゃいました。親子としての距離が近すぎるのは他人から見たら奇異に映るものなんですねえ。これが父と娘だからじゃなくて、父と息子、母と娘、母と息子であろうがやっぱり気持ち悪く感じたと思うもの。
交通事故で自分をかばって亡くなった母に対して自責を感じている娘が母の代行を父に申し入れるのですが、ここは父として娘を止めて欲しかったなあと思いました。ちゃんと娘を娘のまま、居させてあげないと。子供を子供のままでいさせてあげるのが大人の役割なんじゃないのかなあ。いくら娘が言おうが君はお母さんではないしお母さん代行をしようとしなくてよいと言ってあげたらよかったのに。小学校高学年だったんだしね。うーーん。男性が見たら違った感想になるんですかねえ。東野圭吾作『秘密』なんかも男女で感想別れるっていうしなあ。
主演の2人はよかったけど、ちょっともやっとしてしまいました。