信長のシェフ

楽しかったなー!! このお話の何がすごいって物語の構造的にはトンデモなのに何故か歴史の流れはきっちりしているという点ですね。設定がトンデモなんだからそっちに合わせちゃうという方法もあるのにそういうとこは律義なとこが好き。
それにしても不思議な話だよなあって思います。だって普通のタイムパラドックス物だと未来からやってきた人によって現在が書き換えられていくはず。ドラえもんはその典型例ですよね。しかし信長のシェフはその逆の道を行きます。ケンちゃんが来たことによって私たちが知っている歴史通りに進んでいくっていう構造をとっているのがとっても不思議。このまま行くと、ケンちゃんがタイムスリップしたことによって本能寺の変が起こってしまうことになるんだけどどうなるのかが気になってたまりません。原作のストックがたまったとこでまた続きが見れたらいいなあ。数字が厳しかったことを考えると続編は難しいのかもしれないけれど、ぜひともお願いしたいです。
今回、ゴールデン進出ということで視聴率的には苦戦したというあたりにちょっと色々考えたりしました。ゴールデン進出によって得たもの失ったもの色々あるんでしょうね。木8ということで子供が見やすい時間になったのは新たな視聴者を獲得できたと思うんです。前シリーズの時には録画視聴していた娘たちも今回はリアルタイム視聴ができるというので喜んでたし。娘の友達の中には、信長のシェフが好きで自由研究で信長について調べた子もいたくらい。だけど、深夜時代の視聴者を逃しちゃったのもあるんですよね。深夜枠ならリアルタイム視聴で来てた人が8時では無理だったりすることはあるもの。ドラマとしてはパート1もパート2もどちらも楽しく見れたしよかったと思うんだけど、編成って難しいなあと感じました。正解ってないものね。