信長協奏曲

とりあえずよかったことから先にいうと、歴史SFとして楽しく視聴することができたということが一番かなあって思います。正史とどうつじつまを合わせていくのかという答え合わせドラマではなく、物語として面白かったというのがよかったです。別に答え合わせをするためにドラマ見るんじゃないものね。テンポよく物語を見せてくれてたのも私は好き。
ダーク秀吉もよかったなー。こういう秀吉像が見れるとは思ってなかったのでこれは収穫。私は歴オタじゃないのでそこのとこ疎いしはっきり言えばさほどこだわりがあるわけじゃないので楽しんじゃいました。山田孝之いい仕事するなー。
そして忘れちゃいけないのが主演の小栗旬。いやーいいなー。光秀との1人2役がラストにピリッときいててよかったです。そうだよ、これができるからこそ、小栗旬を主演にしたってものですよ。
まあそんなこんなで楽しんだわけなんですが、終わり方には納得いってないです。なんだよ、次週へ続くみたいな終わり方しといて続きは映画でねって。しかも公開予定は1年後って。ずこーってなりますよ。テレビ局の偉い人は何にもわかってないよ…。以前から言ってきたことですが、ドラマで始まったものはちゃんとドラマで完結させましょうよ。中途半端なとこで終わらせて続きは映画館でね、しかも公開予定はまだまだ先だよ☆商法はやめて欲しい。私ね、このことをザ・ムービー問題と呼んでるんですが、この問題って根深いよなあと。映画にして資金回収したいのはわかるけど、それならばやり方ってものがあるでしょうよ。中途半端なとこで終わったのの完結編を映画にするのは禁止でお願いしたい。やるならば、一度ちゃんと終わらせたうえで新たな物語を映画でやるよってぐらいで勘弁して欲しい。スピンオフとかさー。そういうので勘弁してください。
はっきり言ってしまえば、家で毎週決まった時間に放送される連ドラを見るのと映画館に足を運んで見るのって全然違うことなんですよね。ドラマに向くものと映画に向くものは違う。どちらがいいとか悪いではなく、方向性が違うという話です。そういうのをわかって入るけどあえて無視してのザ・ムービーなんだろうなあと思うとやっぱりちょっと気持ちが萎えちゃうよなあ。