デスノート

原作、映画版と設定を変えて挑むドラマ版デスノート。色々な制約もあったからなのかどうかは知りませんが*1、いくつかの改変がありました。
ドラマでは月は平凡な大学生活を送りながら父と妹との3人暮らしをしています。父と息子にはこんな確執の種があったんですよーというためなのかどうかは知りませんが、原作では存命だった母は亡くなっています。天才ではない月は居酒屋バイトに勤しみながらドルオタ活動をする大学生。ライブでペンライトだって振っちゃいます。だってドルオタだもん。
ドラマ版Lはスイーツ断ちをして座り方だって変えちゃいました。その結果、Lのキュートさが目減りしてしまいましたがそんなことはドラマ版ではさほど重要視されていないのかもしれません。もしくは今後、違った形でLのキュートさの演出が行われるのかもしれませんが。
そんなこんなでデスノート1話の感想としては、「これ2次創作だな」でした。2次創作だと思えば悪くはないかなーと。月が天才ではなくなったけど、もし月が普通の大学生だったとしたらこんな感じで物語が始まるというのはありだとは思いました。あとはなんといっても窪田くんの演技力で場が持ったのは言うまでもなく。ただ、私にとってデスノートの魅力って天才VS天才の頭脳戦なんですよね。デスノートというアイテムの設定そのものも面白いんだけど、やっぱりこの物語の肝は天才VS天才の頭脳戦。だから月が天才という設定を変えたという事でどう物語を展開していくのかはドラマスタッフの腕の見せ所だと思います。
あとは、キャラ設定の改変をどう受け取るかですかねえ。そこを受け入れられたら割と楽しんで見れそうかな。総じて言えば、原作知らずに見た人のが断然楽しめてていいなーでした。まあでもあれですね、中途半端にキャラだけ変えちゃうくらいならばいっそのことデスノートって言うアイテムだけが共通の全くのオリジナルストーリーにして原作ではなく原案くらいのほうのがよかったかななどと思ったりもしました。だってあれだけキャラ違ったら2次創作なんだもの。
とりま初回で1番面白かったのは月の部屋のカーテンが画面に映って「うちのカーテンと一緒。ニトリのカーテンだ」とついったで祭りになってニトリのサイトがアクセス殺到して落ちたことですかね。みんな、ニトリ大好きなんだね。

*1:少なくとも予算的にはそりゃ制約はあったとは思いますが。映画と同じだけの予算はかけられないものね。