ペテロの葬列

相変わらず毎週毎週引きつけられるドラマです。ジワリジワリと広がる「毒」に杉村たちがどうなってしまうのか、それが気になってたまりません。私は杉村好きだから彼には幸せでいて欲しいのよ。親族会の時にふと見せた顔なんてして欲しくないんだよ。正直、私は菜穂子ってあんまり好きじゃないです。大切にされるのを当たり前だと思えるその傲慢さが、彼女の毒が好きじゃないんですよね。境遇だけ聞くとあれだけど、彼女は愛されることを疑うことなく育った人間です。彼女の純粋さはそこにあるのでしょう。しかし、それは同時に彼女の傲慢さにもつながっています。微妙にいらっとしてしまう。うまく言葉にはできないけれど、毒気がないのが毒みたいな気がします。でもね、杉村はそんな菜穂子の事が好きなんですよ。それならば、親子3人幸せでいて欲しいなって思うんです。菜穂子は好きじゃないけれど、菜穂子の事を好きな杉村は好きなんだもん。
原作の杉村にはさほど思い入れはなかったんだけど、ドラマの杉村は好きなんですよねえ。脚本演出もあるんだけど、やはり小泉孝太郎という役者が大きいんじゃないのかなって思います。

はるひのの、はる

はるひのの、はる

はるひのの、はる

ささらシリーズ第三弾で今回はあの小さかった赤ん坊ユウスケの物語です。彼の成長を追いかけながら物語は展開していきます。幼児から小学生、高校生へと成長していくユウスケ。読みながら勝手ながら親戚のおばちゃん気分で「ああ、大きくなったねえ、こんな若者に育っていくなんて感無量だねえ」などとつい胸にぐぐぐっときてしまいました。
愛情とエゴって表裏一体の双子なんだなあと思ったり。誰かを強く思うこと誰かのために願うこと誰かのために行動することは、実は自分のためでもあったりします。愛情とエゴの線引きって簡単ではなくて微妙なとこなんですよね。そのさじ加減はとても繊細。愛情とエゴ、私は両者をはき違えずにいられてるのかどうか、時々不安になります。
『無菌病棟からこんにちは』を読んでいたので再び加納さんの物語を読むことができるのが心から嬉しかったです。仕事できるくらい、元気でいるんだなあと思うとほっとします。これから先も厳しいながらも優しさの溢れる加納さんの物語を読むことができるよう、祈るのみです。

箱根旅行 3日目

3日目も生憎の天気でスタート。というかむしろ1日目2日目よりも条件悪くなってたり。山の天気は変わりやすいっていうしそればっかは仕方ないとこですかねえ。

3日目朝食。生のシラスがおいしかったなー。

2日目と入れ替えた彫刻の森美術館へ。広い敷地内に色んなアートがあって面白かったなー。都会の美術館ではまずできないことだよね。自然とアートのコラボがステキでした。アートはよくわかるもの、わかりにくいもの、全然わかんないものと色々あったけど、わかるかどうかなんてもしかしたらそれほど大事なことではないのかもしれないなあと思ったり。大事なのは感じること。その時何を感じたかを大事にしていけばいいのかもしれない。

ピカソ館には絵画以外のピカソの作品も数多く展示されています。教科書に載っているのは絵画ばかりだけど、それ以外にも数多くの創作活動をされていたんですね。

幸せをよぶシンフォニー彫刻。ステンドグラスがキラキラしてきれいな塔。晴れてたらもっときれいだったんだろうなあと思うとちょっと悔しい。

ネットの森。なんだけど小学生以下の子供たちの遊び場になっています。雨だったからか子供たちがたくさん遊んでいました。

ちなみに外観はこちら。

娘たちがとっても楽しみにしていたシャボン玉のお城は雨のため遊ぶことができませんでした。滑って危ないからだろうです。残念。長女は「ジャングルビンゴみたいで面白そうなのにー!」と悔しがってました。まあでもこればっかはどうしようもないからねえ。


一通り遊んだところでお昼ごはん。

ミュージアムショップでマステ購入。限定というのに弱い年頃なのですよ。
ここで箱根をあとにして沼津に向けて出発する私たち。しかし箱根の天気は甘くはなく、峠を越える時霧で前が全然見えなくてビビりました。だって本当に真っ白なんだもの。死ぬかと思ったよ…。

中通りかかった芦ノ湖はこんな塩梅で荒れてました。風がビュンビュン吹いてて遊覧船も運休になってました。晴れてたら芦ノ湖で休憩して景色楽しみたかったなー。
箱根の次にやってきたのが沼津。沼津港深海水族館に行きたいという長女のリクエストできたのです。本当にこじんまりとした水族館だったんだけど、手作り感いっぱいで温かなところだなあと感じました。派手さはないけれど、その分を他の部分でカバーするというか。

沼津港深海水族館の目玉といえばシーラカンス。剥製を3体、冷凍保存を2体展示しています。冷凍保存の展示は世界でも沼津港深海水族館だけ。シーラカンスって結構大きな魚なんですね。イメージ的に1メートルくらいなのかなって思ってたけど、人間と同じくらいの大きさなのです。大きいのだと2メートルくらいになるとか。この大きな魚が泳いでる姿を想像するとすごいなあって思っちゃう。
娘たちは、メンダコとダイオウグソクムシシーラカンスのぬいぐるみをそれぞれ1つずつ購入。ちょっとした深海水族館の出来上がり。帰りの車の中で早速遊んでおりました。

旅の締めは沼津で食べる海鮮丼。すぐそこが漁港というだけあって新鮮でおいしかったです。
久しぶりに行った箱根はやっぱりいいところだなあと思いました。年代問わず楽しめる場所なのに嬉しいところ。自然とアートが融合したおいしいとこ取りできるステキな場所ですね。箱根でまだまだ行ってない場所あるし色々行きたいなー。