アイシテル〜海容〜

加害者家族である野口家を見てるとどうしてもいらいらしてきます。それは被害者家族である川島家との対比からなんだけど、もっとさ、息子がとんでもないことをしてしまったことへのどこに持っていったらいいのか分からない混沌とした感情っていうものがないのだろうか。だってあんまりじゃないですか。智也(嘉数一星)がやったことってお友達とちょっとしたトラブルを起こしてしまったとかいうレベルじゃなくて、殺人なんですよ。さつき(稲森いずみ)を見てると事の重大さがわかってるのかと。和彦(山本太郎)のわかってなさとは違ったレベルでちょっと神経を疑ってしまいます。
今回一番よかったのは、智也(嘉数一星)が事件当日のことについてしゃべりだしたシーン。ぐっと引きこまれました。がんばってるなあ、嘉数くんは。
最後の富田(田中美佐子)とさつきが智也について話すシーンは、やっぱなんだかなあと。だって少年事件を担当してるわけじゃないですか、富田さんは。あんな街中の店で喋っちゃっていいの? いやいけないでしょう。場所を選んでくれなきゃ。誰が聞いてるか分かんないわけだし。今回はよりによって被害者家族が聞いちゃってるんだもの。えーありえなーい!