アイシテル〜海容〜

被害者サイドではなく、加害者家族から描くのってこんなに難しいものなのかと思いました。だってどう描いたところで視聴者が被害者サイドに立って考えたら納得なんていかないもの。さつき(稲森いずみ)の辛さはわかるけど、でもなんだかなあ。やっぱ私だったら二通目の手紙も受け取れない。「私は一生この事件の十字架背負って生きていきます」宣言出されてもねえ。そんなの当たり前じゃん!としか思えないもの。だって被害者側は忘れられないんだよ、絶対に何があっても。やった側は忘れてもやられた側ってそのことに捕らわれて生きていくしかないのだから。それを思うと、野口家にはもっともっと深く色々と考えてもらわなきゃ到底成立しないよ、このドラマ。