- 作者: 米澤穂信,片山若子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2009/02/28
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秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)
- 作者: 米澤穂信,片山若子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2009/03/05
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放火犯については上巻の半分くらいでなんとなくこの人かなっていうん目星がたって、結局その人だったので特に何もないです。たぶん、注意深く読んでたりミステリ読みなれてる人ならなんとなく察しが付くと思います。とはいっても犯人が予想通りだったとはいえ、十分に楽しませてもらいました。
小鳩くんは仲丸さん、小佐内さんは瓜野くんという恋人がそれぞれできるんだけど、瓜野くんは本当に読んでて好感が持てなかったので最後ああなってよかったかなあと思います。読みながら、私ああいう大したこともできもしない癖にわかりもしない癖に鼻持ちならない奴が大っきらいだったなあと改めて気付きました。身の程を知るっていうのは大事なことですね。
互恵関係を解消し恋人を得た小鳩くんと小佐内さん。2人ともうまく立ち回ったつもりが結局はうまくいかず、人間生まれついた性質はなかなか隠し通せるものじゃないのねと再確認。そんな簡単にだましとおせるのなら、もっと楽なのにね。これはつくづく私もそう思います。もしそうだったらどんなにか楽なのになあと思うのに、染みついた性からはそう易々とは逃げ果せないものなのです。
残るは冬季限定のみ。小市民シリーズがどのように完結するのか、楽しみです。