先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!

先生、シマリスがヘビの頭をかじっています! 「鳥取環境大学」の森の人間動物行動学

先生、シマリスがヘビの頭をかじっています! 「鳥取環境大学」の森の人間動物行動学

鳥取環境大学で教鞭を執る小林朋道による動物行動学の本。とはいっても堅苦しい本ではなく、著者が観察者となって発見しえた事象をわかりやすく書いてくれた本で、中高生あたりが読むのに適してる本だと思います。実際私も、10代の頃にこういう本を読みたかったなあと思いました。そうしたらもう少し違った進路を選んでたのかなあとか思ってみたり。まあ、どう考えても文系の私が人間動物行動学の道に進むことはなかっただろうけど。
著者はユニークな切り口で動物たちの行動を切り取って紹介してて興味深いです。ああ、こういう先生のもとで勉強できる学生たちが羨ましいなあ。ヤギ部も楽しそうだ。

けなげな姿はとてもいとおしく、われわれはそのイヌに触りたくて、「よだれが出るね」と話した。(実際われわれは、たとえばラブラドールの子犬を見ると頭がぽーっとしてよだれが出る。病気かもしれない。)

ここの部分、めちゃくちゃ好きです。イヌもそれだけ愛されるんだなんて、なんて幸せなことなのだろう。羨ましい。