- 作者: 歌野晶午
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/09/25
- メディア: 文庫
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それ抜きにしても、最初が「真藤数馬のうんざりするような現実」で始まり、長い長い「真藤数馬のめくるめく妄想」が続くのを読んでるうちになんとなくおちが想像ついちゃったというのが手痛いです。ああ、やっぱりなあと。で、これまたおちの気持ち悪さが何とも言えない。読んでる間は物語にすっぽり入れて面白く読めてたんですけどね。
「ゥチにゎ詩音ちゃんの気持ちがゎヵるョ」
「ヵッコィィベンチがぁるヵら、そこで待ち合ゎせょぅ」
仮想妹との会話や小学生女子とのメールのところはこんな感じにギャル文字で書いてあって、歌野晶午よくもここまでコピーして書くなあと感心しました。