プラネタリウム

プラネタリウム (講談社文庫)

プラネタリウム (講談社文庫)

プラネタリウムをキーワードに中学3年生の少年少女の淡い恋を描く短編集。『シャボン玉同盟』同様こちらも日常の中に不思議が紛れ込んだ話になっています。思春期の自意識を描くのに、このファンタジックな設定っていうのはあっているんじゃないかなーと感じました。もう子供じゃない、だけど大人でもない微妙な時期。色々と思うところは誰だってあるだろう。読んでいてもう一回中学生になって恋がしたいな☆と年甲斐もなく思いました(無理) 4つの短編の中では「あおぞらフレーク」が1番好み。恋の味がするあおぞらフレーク、食べたいなあ。