やばい、こんなの見て泣かないわけないじゃないですか。奈緒（松雪泰子）に気を使って風邪であることを言いだせないつぐみ（芦田愛菜）にも涙、自分が捨てられた経緯を葉奈（田中裕子）に語る奈緒にも涙、そしてそれを聞き一人になってから嗚咽する葉奈にも涙涙。てっきり赤ちゃん時代に捨てられたんだろうと思っていたけれど、あんな捨てられ方だったなんて。淡々と語ってるけど、そのことをそうやって語れるようになるまでどれぐらい年月が必要だったのかと思うとどうしようもなく、泣けてくる。奈緒が「無償の愛は子供から親へむけられるものだ」っていうあたりのセリフがまたぐっときます。子供はある程度まで誰か大人に養育してもらわないと保護してもらわないと育つことができない、だから無償の愛を向けるのだ。そうじゃないと、生きられないから。
セリフもいいし、役者も演出も全てがうまくかみ合っている気がします。また次の水曜日が来るのが楽しみ。
