たぶん最後の御挨拶

たぶん最後の御挨拶

たぶん最後の御挨拶

エッセイ集。これを読むとあの売れっ子作家にも長い不遇の時代があったのかと感慨深くなりました。売り上げもぱっとせず書評家にも見向きもされなかった日々があったなんて今となっては信じられないけれど。エッセイを読んで感じたのは、東野圭吾という人はなんだかんだで普通のおじさんなんだなあということです。作家ならではのとんでもっぷりが意外に少ない事にビックリ。でもこういう普通の感覚があるからこそ生まれた作品も多いんじゃないのかなーと思いました。