用もないのに

用もないのに

用もないのに

奥田さんが担当編集者と一緒に出版社のお金を使って出かける野球篇と遠足篇の2篇構成の旅物エッセイ。うーん、私奥田さん好きなんだけどなあ、うーん。なんていうか、出版社サイドとの「先生、これ前から行きたいっていってましたよね。うちこういうの用意してみたんですけど」「あ、OKですか。じゃあ行きましょう行きましょう。じゃあ原稿○○枚お願いしますねー♪」見たいなやり取りが透けて見えるどころか思いっきり見せちゃってるのがどうにもこうにもね。わざとそういうの書いちゃってるのは百も承知でいうけど、そんな作家先生様な奥田さんのエッセイなんて読みたくなかった…。私は奥田さんの小説って面白くて大好きだけど、エッセイは合わないのかもしれないなあと思いました。うーん、難しいですね。