恋愛嫌い

恋愛嫌い

恋愛嫌い

恋愛至上主義とは逆をいく3人の女性たちを描いた連作短編集。今こうして結婚している私だけど、恋愛至上主義者ではないので読んでいて彼女たちに共感することがいくつかありました。別に彼女たちは恋愛が嫌いなわけではないし恋愛をしてこなかったわけでもありません。恋とは無縁ではなかったのにでも恋愛至上主義者のようにはふるまえない彼女たちが私には愛おしく感じました。
3人の女性の中では鈴枝が1番好みでした。鈴枝が主人公の「前向き嫌い」が読んでて最もスカッとする話で1番好き。読後感もよく、サクサクっと読める本でした。