大奥

大奥 第6巻 (ジェッツコミックス)

大奥 第6巻 (ジェッツコミックス)

大奥を読むといつも思うのだけど、生きるということはなんと無情なものなのだろうか。誰もが一生懸命生きているはずなのにでもその想いがするっと通り抜けてしまうのはやはり読んでて切ないです。初登場時にはなんて女なのだろうと思った綱吉も彼女なりの苦悩をむなしさを抱えていて胸がギュッとなりました。みんながそれぞれに幸せになれたらいいのに、大きな流れに翻弄されてままならないのが世の中ってものです。でもそれはいつの時代も同じで現代にも通じるテーマのような気がします。
1巻に登場した人物たちも顔を出してきて、いよいよ吉宗編になりそうで次巻以降が楽しみ! ここが男女逆転大奥の行く末を占うキーポイントになるはずだから再び登場した吉宗がどう政治を動かしていくのかワクワクしながら待ちたいと思います。