Q10

終わっちゃった、終わっちゃったのねーとちょっと寂しいのが今です。最終回ではあれだけフラグが立っていた久保くん(池松壮亮)がとりあえずは無事ですみそうだったとこで1回目の涙が、そしていよいよ物語が終わりを迎えてしまうってとこでは自分でもよくわからない感じで涙があふれてきました。エンドロールなんて涙涙でしたよ。なんていうか、うん、あふれちゃったんですね。
たくさんの人たちが出てきたけれど、私は柳教授(薬師丸ひろこ)が一番好きでした。Q10の登場人物はリアルな部分もありつつどこかファンタジーな存在だったと思うんです。そんな中で柳教授という人はそのファンタジーの象徴の人だと私は感じています。地面から5センチくらい浮いてそうな柳教授。でも浮いてるのが1メートルじゃなくて5センチっていうのがみそでそのさじ加減が私は好きでした。ふわっとしてとらえどころがなく何にも縛られていないふうを装っている*1柳教授と他の登場人物との距離感は面白かったです。
Q10に出てくる大人たちというのは私が高校生だった時、こんな大人がいてくれたらよかったなあという存在でした。現役の高校生たちがどう感じたのかは分からないけれど、私はこういう大人が好きです。こういう大人になれたらいいな。

*1:でも大の大人がそんなことなんて絶対にない