- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/08/12
- メディア: 文庫
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ただこれはドラマとしての問題というよりも原作自体の問題なんだけど、前原と政恵(佐々木すみ江)の親子関係に焦点を絞りすぎた結果、その他の描写がおろそかになってしまっていると感じました。この親子だけの問題ではなく、妻との関係であったり嫁と姑の関係であったり直巳(泉澤祐希)との関係であったり描くべきことは前原家の中でたくさんあったと思います。何故、直巳はあんなことをしてしまったのかがあまりにお粗末しぎてわからないのはもったいないです。そここそがドラマなのに。前原に絞った描き方をするにしてももっと直巳との関係を描かないと伝わらないと思うのだけど。どうも加賀親子の話を描きたいがためにこういった話を書いたのかなーという気がしてたまりません。ドラマはもう少しそこら辺を膨らまして描いてくれるのかなーと思ってただけにちょっと残念でした。