- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/02/26
- メディア: 単行本
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などと本の内容よりも森光子の近況のが気になる私ですが、この手の話書くのがうまいなあと思いました。それは今まで培ってきた技術の賜物なんでしょうね。虚実を織り交ぜながら芙美子が語る様は桐野節でもあると思いました。
この本、芙美子が作家として徴用されて南方に派遣されているときの事を書いたという設定なんですが、戦争怖い、怖いよ戦争とぶるぶるしてしまいました。今、おひさまがちょうど戦争中というのも相まってというのもあるんでしょうが。戦争っていろんな顔を持ってると思うんです。私が知らないだけど体験した人の数だけ真実もあるんでしょう。こういう事は、忘れちゃいけない。