マルモのおきて

マルモ楽しかったなあ(ほわわ―ん)。みんながみーんな、かわいかったもの(特にサダヲ)。サダヲと子役2人とムックという組み合わせがすごくあっててそこが楽しさの源だったと思います。相性いい組み合わせ。最初は双子設定じゃなくてもいいんじゃないのかなーと思ってたけれど蓋を開けてみれば双子で大正解だと思いました。愛菜ちゃん一人だったらちょっと鼻についただろう部分が福くんを入れた事によってうまい事緩和されてた気がするもの。
正直、このドラマの発表があったとき、JINの裏だしさしたる話題作にはならないだろうと思ったんだけどところがどっこい愛菜福の歌込みでの大きなヒットを生み出したのにはビックリでした。あちこちでいわれてるけど震災後というのが大きかったんでしょうね。こういうほわほわしたドラマ見たいものね。
以下はもやもや話なので畳みます。
マルモの数字が上がって話題になるにつれ、フジ特有の調子乗り商法には辟易しました。大体ドラマ自体も本来ならば連ドラで完結する予定だったんだと思います。マルモは開発室戻って双子は母親の元に帰る。あと彩ちゃんもクジラ屋から出ていったんじゃないのかな。それが当初の予定だったはず。それをスペシャルやりたいがために筋を変え、スペシャルでお別れをやるという風に方針転換と邪推せざるをえないほど、フジのやり方は日に日にひどくなっていってました。スペシャルやるのはいいけれど、双子がマルモのとこに久々遊びに来たら大事件勃発、どうするマルモ!?みたいな話ぐらいのが私はいいなあと。まあ、まだ見てないどころか作ってもいないドラマの話をグチグチしてもあれですが。
今回、愛菜福の2人がすごいスピードで消費されてるのを見ていたたまれなかったんですよね。そりゃ芸能人だもの、消費されてなんぼの商売。旬な時、売れるときに売っとくのは商売の仕方としては正解だと思います。でもね、この場合の商品は子供なんですよ。子供を消費しちゃだめじゃないかと私は思うのです。昨今の子役はレベル高いし大人顔負けですごいけれどでも彼らはまだまだ子供なんです。まだこの先どうなるのかさっぱり分からない。でも子供ってすぐ大きくなっちゃうし成長にしたがって色々変化しちゃうから貪欲に「今」を消費したいんだろうなあ、周りの大人たちは。テレビのラテ欄に日に日にマルモの文字が増え、極めつけに最終回直前に愛菜福に司会をやらせてのマルモ特番。あーあー。私はあざといのは嫌いじゃないんです、むしろ好き。でもこういうやり方は好きじゃないなあと。人気者になってメディアジャック状態になった子役たちのその後を見てると、なんとももやもやした気持ちになります。