大奥

大奥 7 (ジェッツコミックス)

大奥 7 (ジェッツコミックス)

うわー戻ってきちゃったよ!と思った時の興奮といったらね。1巻ラストのシーンに繋がったとこはやはりなんとも感慨深いものがありました。いずれこのシーンが描かれるのはわかってたし予定通りなんだけど、1巻を読んだ時とは違ったものが心の中にあってなんとも言えませんでした。だってあのときはどういった経緯で男女逆転大奥が作られたのか、歴代の将軍及び大奥で何があったのかわかってなかったんだもの。同じシーンでも重みが全く違いました。そういう意味で家光編からスタートせずに吉宗編からスタートして時間を遡るというやり方はうまいなあと思います。話そのものも面白いんだけど、そういった構成でも見せててさすが。
今後は吉宗の時代を境に男性の数が少しずつ増えていって正史通りの明治時代へと繋がっていってお終いになるんでしょうね。小石川養生所はそのための布石なんだろうし。あの事はどう描くんだろう、じゃあこれはとか考えだすとワクワクしてくるけどもきっと私のつたない想像力をはるかにジャンプした物語が待っているだろうことが素直に嬉しいです。『大奥』が完結した時、私の胸に何が残るのか。早く続きを読みたい、どんな終わり方をするのかが気になってたまらない。だけど終わって欲しくないみたいな。あー楽しみ!