この闇と光

こういう出だしの物語がまさかああいうとこへ行きつくんだなんて驚きでした。だってファンタジーなんだと思って読み始めたんだもの。それが中盤で全く違う世界へ連れ出されたかと思ったらあのオチですよ。いやーびっくりしました。途中、あるシーンでこれちょっと描写がおかしいなあと引っかかったとこがあって作者の意図は何かしらと思ったらそこもちゃんと伏線でいや早恐れ入りました。
全体に漂う雰囲気はお耽美調なのでそういうのが好きな方はありじゃないのかなーと。あとはミステリを読む醍醐味の一つにとにかく驚かされたいっていうのがある人も。あーびっくりしたー。