ルー=ガルー忌避すべき狼

ルー=ガルー ― 忌避すべき狼

ルー=ガルー ― 忌避すべき狼

近未来を舞台にしたSFミステリ。あんまり京極作品っぽくない感じだなあと思いながら読み進めていったものの、やっぱり根っこは一緒なんだなあと感じました。京極イズムはどこまでいっても変わらない。たくさん出てきた少女の中では私は美緒が1番すき。少女らしい純粋さと無鉄砲さが同居してるとこがいい。
知らなかったんだけど去年映画化されてたんですね。公式見てみたらううーん、私が小説読んでイメージしてたのとちょっと違うなあと。絵のタッチもキャラの造形も。マンガ化とかアニメ化したら面白そうと思ったけれどもやっぱ難しいものですね。文字だけの世界から勝手に想像したビジュアルが皆に共通のものであるわけでもないし。私マンガもアニメ*1もドラマも映画も好きだけどそれでも抵抗覚える事があるんだもの、実写化でぶーぶー文句言う方がいるのもそりゃーそうだよねーと納得。まあ、いい映像化っていうのもたくさんあるにはあるんですけどねえ。

*1:最近はとんと御無沙汰だけども。こういうのって一度離れちゃうと中々取り戻すのが難しいものだと再確認。オタクなのにね…。