- 作者: 倉知淳
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/11/25
- メディア: 単行本
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「世の中は面白いことでいっぱい満たされている、って叔父さんはよく言うんだ。日常が面白いくなければ、自分で探せばいいんだって。物の見方さえ変えて探せば、愉快な事なんかいくらだって、そこらじゅうに転がっている――それが叔父さんの口癖なんだ」
作者は物語を通じて、このメッセージを子どもたちに伝えたかったのかなあと思いました。もしかしたらこの本を読んだ子の中にはつまらない日常や閉塞感に鬱憤を募らせてる子もいるのかもしれない。だけど、君が見てる風景も少しだけ角度を変えてみたら全然違う景色が現れるかもしれないよ。そうやって明日を生きる糧の一つになってたらいいのになあと思うのでした。