海に沈んだ町

海に沈んだ町

海に沈んだ町

9つの短編を収録した短編集。たぶんだけど震災前に読んだらだいぶ違った印象じゃなかったのかなーと思いました。日常がある日突然分断される暴力性ってやっぱり怖い。
もちろん中にはふわっと心が軽くなるような終わり方の話もあったしバランスが取れた短編集ではあったと思うんだけど。なんていうか、作家の思いとは別に現実が走っていっちゃう事ってあるよなあという事を考えたりしました。