決起! コロヨシ!!2

次々に待ち受ける困難を乗り越え主人公が強くなっていく様や主人公に課せられた宿命なんかを見てると、もし三崎亜記がジャンプマンガ的小説を書いたら…という命題でかかれたんじゃないのかなーと思えてくるぐらい少年マンガぽかったです。前作以上にその側面が強く感じました。悪くはないんだけど、私が三崎作品に求めてるものとは少し違うのかなーと。なんだろう、前作以上に「掃除」というスポーツに課せられた運命だとか見えざる大きな力的なものが前面に出てたからなのかもしれません。あと、「掃除」がスポーツとして以上の意味合いを持たされすぎたからというのもあると思います。もっと青春スポ根的な形で読んでみたかったなあ。