勝手にふるえてろ

勝手にふるえてろ

勝手にふるえてろ

イタイ、イタすぎるこの主人公。だけども彼女を嫌いになれず、笑うこともできないのは私にもそういう部分があるからなんだろうなあと思いました。ネットで色々見てると好き嫌いが真っ二つに分かれててなるほどなあという感じがしました。まず間違いなく男性はこの話好きじゃないでしょうね。だって面倒くさすぎるもの、主人公が。イライラすること間違いなし。この手の女にちょっといいかなーと思って誘いをかけたりなんかしたら後悔するのも間違いなしでしょう。あとはリア充女子もこの女何なの?空気読めないわけ?ってイライラするでしょうね。私はどちらにも属さない人間なのでそのイタさに身を抉られながら読んでました。ええ、永遠の中二病患者なんでね、あはは*1
『インストール』『蹴りたい背中』が私は好きだったんです。『夢を与える』は悪くはないけども当時、あの綿谷りさの新作だ!とワクワクしながら本屋走った私はなんだかちょっとがっかりしちゃったんですよね。それを狙って描かれた作品なのかなーと今ならば思えるけど当時はそこまで考えられなかったのです。作家も変われば読者も変わる、それが当たり前なんですけどね。

*1:笑ってる場合ではない