人面屋敷の惨劇

人面屋敷の惨劇 (講談社ノベルス)

人面屋敷の惨劇 (講談社ノベルス)

子供をさらわれた被害者家族が誘拐犯だと目す館に乗りこんで子供を探そうとする話。うーん、なんていうかいまいち乗り切れなかったです。サクサクっと読めたんだけど終わり方が釈然としないんだもの。一応、バッドエンドではなく希望がある終わり方にはなってるものの、これっていうほどいい終わり方なのかなーと。なんだか座りが悪かったです。最後まで後味悪くいくならばそれはそれでいいのだけど、そうじゃないあたりがちょっともによってしまうというか。石持作品らしいクローズドサークル作りはよかったんだけどなあ。