芸術はいいものだ

たまには目の保養、頭に栄養を与えてあげようってことで名古屋市美術館に行ってきました。現在、大エルミタージュ美術館展が行われており、16世紀から20世紀までの約400年の間に描かれた名画を時代を区切って見ることができるのです。時代が下るにつれ、個性的な表現の絵がたくさん出てきたという美術の歴史が一目瞭然になるように展示してて面白かったです。私のような美術館とは縁遠い人間でも知っているセザンヌ・ルソー・マティスピカソといった巨匠たちの作品が見れたのはやっぱり良かったです。写真で見るのとは違い、実際に目にすると筆遣いなんかも感じられていいねえ。面白い。
美術館ってさほど行ったことがなかったし娘たち大丈夫なのかなーと思ってたら、子供向けに鑑賞シートみたいなのがあったのでそれを頼りにしながら回っていきました。所々設問が設けてあり、「この絵画のタイトルはなんでつけられたのかな?」「風景画の近くと遠くを区別するためにしてある工夫は何かな? ヒントは色の塗り方」などいった塩梅。どう鑑賞していいのかわからない子供への美術鑑賞の道しるべになっていました。娘たちはぐるっと見て回った結果、アンドレ・ドランの『港』が最も好みだと言っています。なるほど、そうきたのかと。てっきりもっと写実的な絵のがいいのかなーと思ってたけど、こういった感じたままに描く自由な絵のほうが子供には響くのかもしれないですね。
娘たちは刺激を受けたのか、今朝は早速庭のヒマワリをスケッチしてみたりお互いの顔をかいてみたりしてました。子供って頭の中のイメージを描くことが多いけどものを見ながら描くって実はあんまりやらないんですよね。よくよく見てみると新しい発見があったりでなかなか楽しそうに描いてました。娘らも「美術館面白かった」といってたのでよかったなあ。静かに落ち着いて絵画鑑賞できてたのでまた行きたいな。