泣くな、はらちゃん

越前さんが「両想いですっていったんです」というとこから涙が止まりませんでした。ファンタジックな世界であるこのドラマの中に突如として出てきた「死」という重い概念。まさかまさか物語中盤でこういう展開になるとは思ってなかったのでビックリしました。振り返ってみれば、今回は工場長の死亡フラグ立ってるのがよくわかるんだけどどうにも唐突すぎてうまく受け止められなかったんですよね。それはドラマの中でも同じでぽっかりあいた穴を穴のまま見つめるしかできないわけで。だからこそ、越前さんがマンガの中に工場長を登場させてその中で生きることができるようにしてくれたことに胸が揺さぶられたんです。越前さんはマンガという方法をとったけど、亡くなってしまった人が誰かの心の中で生き続けてるということにもつながると思うし、ほわっとしました。はらちゃんが出てくる前の越前さんのマンガは現実のうさばらし的な使い方だったのに、はらちゃんと出会ったことによってマンガの世界にどんどん優しさが出てきてるのがいいですね。
はらちゃんが「それは何ですか?」と問いかけることによって世界が規定されなおされていくのが面白いです。そうか、私たちの世界はこういうふうだったのかとか、ああいうふうにもなりえるんだなあとか。
ここ2話で悪魔さんのかわいさがぐぐっと上がってたまんないです。かわいい、かわいいよ悪魔さん。