3652

3652―伊坂幸太郎エッセイ集

3652―伊坂幸太郎エッセイ集

10年間のエッセイをまとめたエッセイ集。作家さんのエッセイを読んでああこの人は小説だけ読んでたほうのがよかったのかなあという場合とエッセイを読んだことによってさらにその作家さんが好きになる場合と有るけれど、伊坂さんの場合は後者でした。読んでよかった。伊坂さんの優しくまっすぐでありながらどこかとぼけた味がするユーモラスな感じが私は好きです。
映画とマンガは映像で見せるものという意味で同ジャンル、小説と音楽は想像をさせるものという意味で同ジャンルであるという説にはなるほどーと思いました。そういう切り取り方もできるんだなって。小説と音楽が同ジャンルだなんて考えたこともなかったけれど。これからは小説を読むように音楽を聴き、音楽を聴くように小説を読めたらいいな。