あまちゃん

春子とユイをだぶらせる展開がなんともいえないです。地元の期待を過度に背負わされて地元のためにとどまるように大人たちから願われているものの、地元が嫌いで東京に行ってアイドルになりたくてたまらない2人。しかし、地元が嫌いで東京に出ていった人間が大成するほど世の中甘くないというのは春子やヒロシが体現しています。だってそれは場所の問題ではないから。場所が変わっても自分が変わらなきゃ結局は一緒です。ユイが東京行く前にその事にちゃんと気づくことができるのかどうか。できなければ遅かれ早かれ彼女は挫折して北三陸に帰ってくることになるでしょう。
一方のアキは東京が嫌いで北三陸へやってきました。そんなアキが東京という場所を自分の中にどう位置づけることにするのかが気になります。東京でアイドルとしてやっていくにあたって北三陸と東京という二つの故郷がどういう意味を持つのか。
東京編へのカウントダウンが始まっていて寂しいやら不安やら色々な気持ちです。実際始まっちゃったらそれはそれで楽しく見ちゃうんだろうけど、北三陸のみんなに会えなくなるのは嫌なんだよう。東京編では春子のアイドル修行時代や鈴鹿ひろ美とのあれこれなんかも明かされるだろうしそれはそれで楽しみなんですけどね。毎日毎日楽しくってすでにあまちゃんが終わった後の喪失感が怖い今日この頃なのでした。