あまちゃん

アキと種市先輩の恋愛成就にあまりときめかなかった私がいました。北三陸でアキが種市先輩をキラキラした目で見てた頃はちゃんとときめいてたんですよ。キュンキュンが止まんなかったんですよ。でも今は種市先輩見てもときめかないのですよ。
思うに、種市先輩という人の書き込みの少なさから私があまり種市先輩に思い入れがないのが大きいのかなあと思います。バックグランドが足りないというか。種市先輩かっこいいんだけど、それだけっていうかもう少し何かが欲しいんです。水口もヒロシもそこらへんの描写が色々あるので見てると思い入れが強くなっていっちゃうんですね。でも種市先輩はそうじゃない。たぶんだけど、意図的に種市先輩の描写は押さえてるのかなあと思います。記号としての憧れの先輩みたいな感じ。今後はわからないけれど、今の時点ではそれ以上は必要ないから描いてないのかなーと。
あとはやっぱりユイちゃんとの事が私の中でしっくりきてないというのも大きいのかも。ユイちゃんが東京の彼氏が欲しかったから種市先輩と付き合う事を選んだように、種市先輩だって地元で噂の美少女と付き合いたかっただけ*1なんだからお互い様だと思うんですね。相手の中身を見ずに外側だけで決めちゃったという意味では一緒だから。でもそこから始まるものがあってもいいと思うんです。だけれども、それ以上にはならなかったというのが残念だった。ユイちゃんの中身を見て、ユイちゃんが苦しかった頃海の底にいた頃空気を送り続けて欲しかった。たとえそれが届かなくてもね。本当にエア遠恋だったのがなんだかなあ。まあ二十歳前後の若者なんだからこんなものでしょって言われたらそれまでですが。でも種市先輩には夢見せて欲しかったんだよ、だってそういう役割のキャラじゃん。

*1:電車で一目惚れをして以来話しかけるチャンスをうかがっていたものの、そのチャンスが訪れないままユイちゃんのほうから近づいてきてくれたから付き合えるようになったわけだし。