ペットをテーマにした10人の作家による競作を収録した本。ペットという共通のお題がありながらもそれぞれの作家ごとのカラーが出た毛色の違う短編が読めて楽しかったです。
我孫子武丸作『里親面接』はミ
スリードにやられたものの、それすらミステリ読む醍醐味としておいしく頂きました。
汀こるもの作『パッチワーク・ジャングル』は爬虫類に魅せられた夫を持つ妻の話。爬虫類は苦手なのだけど、お話全体に流れてる空気が好きで楽しく読めちゃいました。この旦那さん好きだなあと思いつつも、実際にはこういう人とやっていける気はしないというあたりがフィクションの持つ楽しさだよなあとも感じました。
