半沢直樹

原作既読だったものの、例によって鳥頭な私は原作の事忘れて楽しんでました。顔芸の上手なおじ様たちを取りそろえたオジ☆パラドラマとして堪能しました。つっこみどころを上げれば色々あるけれど、そんなの関係なく楽しんで見れたので私はよかったです。いつの間にか「倍返しだ!」のセリフがちとうるさくなったかなあ安売りしてやしないかなあと思ったりもしたけれど、サラリーマン時代劇だとすればこういうわかりやすさも必要なのかもしれないですね。
最終回、土下座をする大和田常務があまりにもあれで最後の最後だからと全力で笑わせにきてるのかと思いました。だってためにためての土下座なんだもの。ゆっくりゆっくりと中腰になり床に座る大和田常務。そこに彼のプライドがあるからこそあれだけの尺をとったシーンなわけです。それは表現してるのは百も承知なんですが、ごめん耐えきれなくて笑ってしまいました。香川劇場楽しかったなあ。時代劇の悪代官を魅力的に演じてるように感じました。こういうのは演じてる本人も楽しいのかな。そしてやはりこの人は外せないっていうのは黒崎も同じ。ノリノリで楽しそうでした。歌舞伎役者の地力ってすごいなあ。引き強いもん。
今回の終わり方からすると明らかに続編やる気満々ですね。でもそれはまだまだ先の話かなあと思います。原作がもう少したまるまではやれないだろうし。あとはキャストのスケジュールを押さえるのが大変そうというのもあります。さて、続編はいつになるのかな。その際にはぜひともテレビドラマでお願いしたいです。テレビで始まったものはテレビで完結、これ大事なことね。大事な事だからテレビドラマの続編話が出るといつもいっちゃうんですがね。ザ・ムービー問題に関してはいつまでも熱くなってしまうものです。