SPEC結〜漸ノ篇〜

超能力大戦争が更に加速していました。でもって連ドラ時の雰囲気からガラッと変わったのはそのままで更にアクセル踏んで全世界を巻き込んだトンデモ大戦争をぶちかましてました。なんていうか、長期連載になった漫画が初期と雰囲気変わっちゃってなんだか遠いところまできてしまったなあと振り返ってしみじみしてしまうのに似たようなものを感じます。ドラゴンボールを集める冒険ものだったはずがいつの間にかバトル主体のバトルマンガになってしまった『ドラゴンボール』みたいな感覚。いいんです、私テレビシリーズが好きだったから面白いドラマを作ってくれてありがとうの気持ちを込めたお布施をしたってことにするから。SPEC完結まであと1作、残りどうしようかなーと考えてしまいます。まあでもここまで来たんだもの、乗りかかった船は最後まで乗っていこうかと思います。最後はいい終わり方になるといいなあと願います。それにしても当初はどういう予定だったのかが気になるところ。映画化になり予算に余裕ができたからスケールを広げちゃったのか、最初からこういう展開をするつもりだったのかどっちなんでしょうねえ。なんていうか世さんついちゃったから色々頑張っちゃったよ☆っていうふうに見えちゃって、連ドラの完結編を映画でやってしまうというザ・ムービー問題の根深さについても思いをはせてしまいます。
野々村係長が渋かっこよかったのでそこは好きでした。ああいう緩急ついた役ってやっぱいいなあ。