安堂ロイド

5話くらいまでは見てたものの、途中脱落してました。でもって先週久しぶりに見てみたら「あらしばらく見てない間になんだか面白いことになってきてるなあ」と興味をひかれてまいもどってきました。SF度が更に上がっててゴールデンタイムのドラマ、しかも木村拓哉主演だというのにすごいとこ切り込んでくるなあと思ったのです。こういうチャレンジ、私は嫌いじゃないです。
そんなこんなで最終回も見たのですが、途中で小田和正をBGMにロイドさんが爆発してしまったあたりでもう色んなことがどうでもよくなってしまいました。なんという力技なのでしょうか。もうね、目が点になるっていうのはこういう時なんでしょうね。インパクトすごすぎて見終わった今、それしか頭に残ってないという。制作サイドは色々と伝えないメッセージもあったと思うのですが、頭に残るのは小田和正の歌声だけという。すごいな、この演出。たぶん、演出意図としては「感動」を狙ったのだと思うのだけども、あまりの唐突さに視聴者には全く伝わらない演出でした。演出って大事。
あとは気になった点は脚本が途中から西荻さんではなくなり西荻さんは脚本スタッフというクレジットであったということ。うーん、何かあったんですかねえ。体調不良等で途中で降りざるをえなくなったのか、それとも揉めて降板になったのか。ちょっと気になるところです。
安堂ロイド、ゴールデンでガチのSFドラマをやるという試みは私は面白かったと思います。どうしても視聴者を選んでしまう題材だけに色々難しかったでしょうが、色々試行錯誤をしながら今後も確立されたジャンルのひとつとしてSFドラマが作られていくといいなあと願います。ホームドラマやミステリ、恋愛もの、お仕事物色々あるけれどSFドラマだっていいと思うもの。次にSFものをやられる際はお願いだからヒロインの造形だけはどうにかしてもらいたいとこですが。私どうしても安堂朝陽が好きになれませんでした。というが画面に出てくるたびにイライラしてた。だから何故に安堂朝陽をあそこまで守らなければいけないのかが最後までさっぱり理解できなかったという。いやストーリー上はわかるの、だけど気持ちがついていかないという。まあ難しいとこですね。