偉大なる、しゅららぼん

偉大なる、しゅららぼん

偉大なる、しゅららぼん

万城目さんっぽいお話だなあと思いました。でもって映像化したらはえる小説だなあと思ったら来年春に映画化決まってたんですね、まあ納得ですわ。だってエンタメしてるし何より華があるもの。こういうお話において大事なとこきっちり抑えてるのはさすがです。緩やかに進む前半部に激動の後半部、そしてすとんと落ちるとこに落ちたグランドフィナーレ、どれもセオリー通りでありながらも物足りなさを感じさせず楽しく読むことができました。淡十郎と清子の姉弟のアクの強さなんかも映像化したら更に面白そうだけどどうなるのかな。