八重の桜

無事完走したけれど、やはり会津戦争までのほうが私は面白かったしカタルシスもあってドラマを見る醍醐味を感じていました。しかし1年という長いスパンで見るとちょっとバランスが悪かったのかもしれません。特に最後の最後で八重さんの後半の人生があまりにかけ足すぎたあたりはちょっともったいなかったのではないのかなあと。従軍看護師の件ももっと時間さいて描いて欲しかったなあと思います。女でありながら会津戦争で銃を持って戦った八重が長い時間を経て戦争で傷ついた兵士たちを看護するにいたった心の動きとかもっと丁寧になぞってもよかったと思うんだけどなあ。会津編で時間を使い過ぎちゃって京都編とのバランスが結果として悪くなったように感じてしまいました。
ツイッター見てると私のTLでは会津編のほうが評価が高く京都編はいいところもあるものの前半に比べると失速してしまったという見方が多かったです。私もそれを感じているけれど、でもみながみなそういうわけではないんですよね。義母は基本大河を見る人で結構前から色々な大河ドラマを視聴している人なのですが、会津編は暗くてあまり好きではなかったといっています。その変わり京都編の評価は高く話を重ねるたびに面白くなっていっているといっていました。最終回以降に義母と八重の話をしていないので彼女の中でこのドラマがどのような評価で落ち着いたのかはわからないけれど、見る人によってやっぱり色々なんだなあと思いました。でもって万人に受けるというのはやはり難しいのだとも感じています。ちなみに義母は暗くて重い話はあまり好きではないので清盛も評価低かったです。暗くて重い上に人物関係がわかりにくいのがよくないと。近年の大河で評価が高いのは篤姫
大河ドラマって月9とか日9とか昼ドラとかとはまた違った枠そのものに関する考え方があるので難しいことも色々あるのかなあと思います。歴史公証もしつつ物語を魅力的になるように工夫し1年という長丁場を走り抜く構成力も必要です。ここのとこは外野がいわずとも制作サイドのほうがよっぽどよくわかっているはずですよね。