僕のいた時間

難病もののドラマは苦手なのでどうかなーと様子見しつつ、気がついたら完走していました。うまくいうことはできないけれど、このドラマに流れる空気が嫌いじゃなかったんですね。私は受け入れることができた。このドラマにおいて拓人の病気はある種の魔法の働きをしています。家族との関係をはじめ、今までうまくいっていなかったことがうまく回り始めるきっかけが拓人の病気。特に家族との関係は病気の事がなければこの先解決されることがあったのか微妙なことだっただけに魔法感が強まります。これをご都合主義と受け取ることもできるけど、私はファンタジーとして受け取りたいなあと思います。難病物という辛いお話の中にある光として必要だったんじゃないのかなーと。現実はそううまくはいきません。病気によってさらに関係がこじれることや疎遠になることだってあるでしょう。だからこそ、病気になっても光があるということを描いてるのかなーと思います。そうであって欲しいと願いたいから。