SOI@愛知県体育館 その2

2部からはゆづが出てきたんだけどなんていうか毛色の違う歓声上がっててオリンピック効果ってすごいなあって思いました。とにかくいっぱいキャーキャー言われてたなあ。私の席の近くに女子高生2人組がいたんだけど、ゆづ出てくる前までは大人しかったのに出てきた途端大ハッスル。やばいを連発して大声で騒ぎ、どんどん前のめり*1になっていって大騒ぎしてました。「ゆづるくん愛してるー!」って叫んでたのもこの子たち。フィナーレではゆづの視線が欲しくてアイリンのタオルを高く掲げてたせいでおばちゃんちょっと見づらかったんだけどな、うふふ☆ ジャニコンでそんな高くにうちわあげてたら後ろからうちわ叩き落とされちゃうぞ*2☆ 
ゆづ以外のとこでは落ち着いてて色んな選手を興味深そうに見てたりジャンプ決まったのやリフトに歓声あげてたり手拍子してみたりと満喫しててかわいかったんですけどねえ。様子から見るにたぶんスケートを初めて見に来たんでしょうねえ、それで楽しくって嬉しくって周りが見えなくなっちゃったのかな。次くる時はもう少し周りのことも考えてね。おばちゃんね、新しく会場に足を運ぶ人が増えるのには大賛成なの、ファンのすそ野が広がるのはいいことだと思うから。それに勝手が違うとこ来て最初からそこでの空気読むのも中々できないんだろうなってこともわかるんだよ。だから、今回見てまた来たいと思うのならば次はもう少し周りを見て欲しいなあって願うんですよ。私とて会場に足を運ぶようになってからまだたったの3年のニワカなわけで人の事を偉そうに言えるわけではないんだけどね。新規と古参問題はどこでも起こってることなのでまた別エントリあげて考えてみたいところ。
まあ、スケーターの悪口聞かされながらじゃなかっただけましだったかなって思うことにします。そういう話をちらほら聞くことがあって残念な気持ちになっていたから。みんながみんな、好きになる必要はないと思うしそれを強要する気はないけれど、せめて悪口大会を客席でしない良識だけは持ち合わせて欲しいものですね。
以下覚書。

  • 2部最初は日本人選手によるグループナンバーで曲は「家族になろうよ」。ここで荒川さんが挨拶に出てきました。楽しみにしていた人もいるのに出演できなくなったことと妊娠の報告をしていました。会場からは「おめでとー!」の声も上がっていて暖かな雰囲気に包まれていました。このグループナンバーはSOIの放送があったので予習済み。だけどテレビで見るのと会場で見るので印象がやっぱり違うなあって思いました。今回の場合、カメラワークがアップばかりであれだったのもあるけど群舞は俯瞰で見るほうが面白いですね。フォーメーションとかがよくわかって面白い。振付が有香さんなんですが、やっぱり私有香さん好きだわーって思いました。
  • 成龍はSBSの時、私の席からはちょっとわかりにくかったんだけど木原くんが看板にぶつかったのなんだかで成美ちゃんが「ごめんね」ってしてました。なんともないといいけどなあ。どんどん成長していく2人の姿を結成から追いかけていけるのは嬉しいなって思います。
  • ロシェはプロとしてさらに磨かれてるなあと思いました。カナダ女子って背中がたくましいんだけど、実際に見るとそのたくましさが美しいのだなあと感じます。
  • ジェフのこなれ感はやっぱりステキだなあって思います。かっこいいプロで魅せてました。
  • カロリーナはボレロのEXバージョンで嬉しかった! 本当に美しいプロでした。まさに女神降臨。ボレロで滑るのって決して簡単じゃないんですよね。それをこんな風に滑りあげることができるのってすごいなあって思います。カロリーナはとっても手足が長くてジャンプ跳んだりする時むしろ邪魔なんじゃないのかなって思ってしまうくらいなんだけど、その長い手足を存分に生かしたダイナミックさがステキでした。とっても大きく見えるんですよ。元々長身なこと差し引いてもね。眼福。
  • パントンはうっとりするようなレミゼでした。スロージャンプで転倒してずさーっと滑っていってしまったのが痛そうだったけどそれ以外はステキでした。ペアらしいダイナミックなリフトやツイストに歓声がたくさん上がってて、カップル競技って中々テレビでは放送されないけれど新たなファンを獲得するのにいいんじゃないのかなーと改めて確認。
  • Pさんキャーキャー言われてました。近くに滑ってくるだけですごい歓声上がってました。Pさん大人気。オリンピック後ということでいつもと客層が違うからなのかもしれないけれど、何やってもみなさん大喜びで大スターって感じでした。私はとにかく足元ばっか見てました。本当にスケートが滑ってるってこういうことなんだなあって
  • テサモエは小粋なジャズナンバーでステキでした。せっかく世界トップの滑りが見れるということで足元ばっか見てました。アイスダンスの滑りって美しいなあ。スケートがぐんぐん伸びてくのがとっても気持ちよくてステキでした。
  • ゆづの紹介で織田くん登場。観客はゆづ出てくるとばかり思ってたので期待のキャーのあとの「あ、織田くんか―」って感じになってました(苦笑)
  • ゆづはパリ散。しかしジャンプ構成はショーモードではなく試合と一緒。4T転倒、3A、3Lz3Tでした。転倒したのがすっごく悔しそうだったけど、照明があって試合とは違った環境なのにそれでも試合と同じ様にパフォーマンスしたいってどんだけなのよ。負けず嫌い王め。パリ散はとにかく客受け抜群でした。これが見たかったのよねーっていう空気を感じました。
  • 真央ちゃんはスマイルでノーミス。いつものキラキラ真央ちゃんでした。私が真央スマイルを生で見るのはこれが最後になったんだけど、一度くらいはショートサイドから見たかったなあって思ったりも。スマイルはロングサイド・ショートサイドどこに座ったお客さんにも楽しめるようになっていてそういうとこ込みで好きだなあって思うプログラムです。
  • フィナーレでPさんがカロリーナをリフトしてたんだけど、すごかったです。会場も沸いてた。危うげないリフトでちょっと余裕あるようにも見えてた。
  • みんながはけていく中、最後に1人だけもう1周滑ってきたゆづ。これはやる気だなと思ったら4Loをきれいに着氷してて思わず変な声出ちゃいました。あれはすごかった。本当にきれいな余裕のある着氷で流れもあったしとにかくすごかったの一言でした。しゅぱっていう音が聞こえるようなキレのあるジャンプでした。回転も足りてたしたぶん4Lo認定レベルだと思います。ゆづも嬉しそうでした。はけていった時にスケーターたちとハイタッチしててみんなもすごいもの見れたなあって刺激を受けてたのかなって感じました。練習で単独で跳ぶのとプログラムの中に入れて試合で跳ぶのでは全く違うことだし、新しいジャンプをいれたことによって他のエレメンツに影響が出て乱れたりといったことはあり得るので難しいとこだけど次の次のシーズンくらいには実戦投入きそうだなって感じました。さすがに来シーズンはないかなって思うけど。すごい子だよなあ。

*1:前のめらーがいると後ろの席の人は見づらくなるので嫌がられる行為の一つ。きちんと腰かけるのは皆が楽しく見るためのマナーだと思う。

*2:実際私は後ろから叩き落としたことはないです。「邪魔じゃボケー!」って殺気のこもった視線を送ったくらいかな。