オキシペタルムの庭

オキシペタルムの庭

オキシペタルムの庭

資格受験専門学校の事務員として派遣で働いている33歳の女性の話。初読みの作家さんだったんだけど苦手なタイプのお話と主人公でした。終始イライラしっぱなし。彼女は恋人と宗教をめぐってうまくいかなくなるのですがたぶん宗教の話が関係なくともうまくいかなかったんだろうなあと思います。要は自分にとって完璧な人でなければ彼女は踏み切ることができなかっただけなんだもの。これが主人公が25歳ならばこんなイライラはしなかったのかもしれません。33歳なのに幼稚に見えたのは痛かった。
彼女が働く専門学校の生徒に一人、彼女に気がある青年がいるんだけどこれがなんていうか主人公をヒロインポジションとして救済するためだけに存在するキャラに思えてしまいました。なんていうか、安易だなあって。別にいいじゃん、恋愛が人生の全てじゃないんだし。