もったいないドラマだったなーというのがこのドラマの全てかなーと思います。もっとも面白くなる要素はあったはずなのになんでそこ外しちゃったんだろうか。いいドラマになるための材料はそろっていたとは思うけど、何かが足りなくてそこに至らなかったドラマのような気がします。最終回の部室でのシーンだって本当ならばもっと感極まるものが視聴者にもたらされてよかったはずなのになあ。なんていうかみんなお芝居頑張ってるなー以上の感想がもてませんでした。セリフに頼り過ぎちゃってたのかな。
思うに、このドラマは青志くんが部員たちを目の前にしていう戦術のお話の部分だけをつまみ食いしてたらそれでよかったのかもしれません。発想は面白いなーと思ったし。ただそれ以外の部分が弱くて負けちゃってたのが残念でした。
高校野球を去った青志くんが少年野球の監督の座に収まるというオチは悪くはない気がしました。高校野球に呪いをかけられたまま、永遠の高校球児だった青志くん。そんな彼が現役高校生たちと野球に向き合ったことによってその呪いが解けて次のステージに進むことができたのはよかったなーと思います。青志くんがどう見ても高校生にしか見えなかったのは、彼自身が永遠の高校球児だったからだと思えば納得ってものです。
