若者たち

どうしよう、全然2014年のにおいがしないんですが何のためにリメイクしたんでしょうか。かろうじて瑛太長澤まさみから2014年を感じられはしたのが救いっちゃ救いですが。脚本ちゃんと新たに書き下ろしたんですかねって言いたくなるくらいの昭和テイストに頭抱えたくなりました。役者は頑張ってたと思うんですよ、役者は。でも脚本にも演出にも2014年を感じられなくて辛かったです。こんなことならば、リメイクするにしても現代の設定ではなく昭和のままにしたらよかったのに。それならばまだなんぼかよかったのに。
妹の不倫相手がよく知ったなかであるとわかり詰問に行った長男。「あんたはどういうつもりなんだ」と定石の質問で詰め寄るものの、何故かNICUの過酷な日常について語り出す不倫医師。何いってんだ、この男。口ポカーンとしながら見ておりました。あれですね、同じ言語を使っているからといって必ずしもコミュニケーションが成立するわけではないってことですね。世の中厳しいね。
キャストはとにかく豪華。このメンバーが集まる、しかも連ドラでなんて中々あることじゃないです。ありがたいことです。そりゃーハードル上げて期待してみるに決まってますよ。それがふたを開けたらこれで正直がっかり。もったいないお化け出そう。まだ1話見ただけなのでこれから先面白くなる可能性だって十分あるわけなんだけど、2話以降の視聴モチベはがくっと下がりました。水10って日テレとドラマ被りしてるだけに色々厳しそう。
当たり前のことなんだけど、どんなにいい役者を揃えても面白いドラマに仕上がるかといったら必ずしもそうじゃないんですよね。その逆もしかり。キャスト・脚本・演出・音楽など全てがそろったドラマってそんなにたくさん出会えるわけじゃない。そういうドラマってやっぱりキセキみたいなものなんだと思います。